ファイナンシャルプランナー(FP)横山光昭は家計再生の専門家です。貯金できない、借金返済で毎月赤字、それは節約やローン・借金、お金の使い方や家計のやりくりが間違ってます。家計再生で貯金力Up!

● 連帯保証人制度と保証人制度
■ 保証人
保証人とは、債務者の「債務を保証する」人。
簡単に言うと、主たる債務者がお金を返済しない場合、借りた人に代わりそのお金の返済をすると 約束した人です
保証人には、3つの権利が認められています。

● 催告の抗弁権
お金の返済を債権者から請求されたとき、「まず主債務者に 請求してください。」と言うことができる権利
● 検索の抗弁権
主たる債務者に財産があれば、それを先に取り立てるまで、自分への請求を拒むことができる権利。
● 分別の利益
保証人が複数名いる場合、主債務の金額を頭数に応じた平等の割合で分割した金額分しか責任を負わなくてよい。

■ 連帯保証人
ローン契約をするときなど、いつも記入欄があるので、世間一般では常識のように捉えられている傾向がありますが、結構問題も多いも のです。日本独特の制度で、アメリカにはこういう制度はありません。
では、どういう制度なのかというと、

1、連帯保証人とは、主たる債務者と連帯して債務を負担する人。
2、連帯保証人は、業者が請求してきても主張できず、債務者と同じ責任を負う。

保証人のような3つの権利は認められていません。

この連帯保証人制度は、自分が借りたわけでもないのに、債務者と同じ責任を 負うものなのです。しかも、主債務者が返せなくなったら、連帯保証人に原則一括で請求が 来てしまいます。この制度ので、どれだけの人が苦しんでいるか…。よく「保証人になった 人が悪い!」とも聞くが、それですまされる話ではないように思います。

金額が大きくなるほど、不動産を担保にされ、保証会社に保証料も支払って、尚かつ「連帯保証人」まで付けさせられます。
この「連帯保証」というもの、実は世界的に見てもごくまれで、知れば知るほど変な制度 では?と感じてきます。

おかしな点を挙げてみると、

表面上の内容しか知らされていないのに、主債務者と同様の責任を負わされる。要するに「人質」。自己責任の時代だといいながら、抜本的な本人の責任にはなっていない。

保証人を立てられない方にとっての不公平、差別と考える。要 するにやっていることは、貸し手にとっての合法的な防衛策。 お金を借りるという「経済行為」の観点(債務者だけが責任をとること)から考えてもフェアではないです

住宅ローンに関して言えば

本来、担保となる不動産(建物や土地)、それ自体を評価して融資をするのが
基本的な考え方ではないのかと思う。なのに、さらに保証人を取る。不動産の評価について、もっと今後を見据えて評価すれば保証人など不要では
ないのだろうか。

保証協会は、債務者が返済できなくなった時、債務者に代わって債務を保証
している。ここへの保証料は債務者が支払い、保証は債 権者。 都合のいい
制度に仕上がっている。
などと、疑問や納得できないことがよくあります。
■ 「保証人 」と「連帯保証人」の違い
「保証人」の場合は、貸主から請求されても、「まず、借主(主債務者)に請求してくだ さい」と言えます。実際に借りた人に請求してください。それでダメならこっちに来てください!と言えるの です。

「連帯保証人」の場合、それさえ主張できず、全く同様の責任を負います。 そのため、実 情では金融機関は、保証人ではなく「連帯保証人」を要求し、話をまと めるケースがほとんどです。「保証人」の責任を重くしたものが「連帯保証人」です。「連帯」には、くれぐれも慎重に!
■ 返済が苦しなり、 連帯保証人に迷惑が掛かりそうになったとき
返済ができなくなると、連帯保証人に請求がいきます。 そして状況によって は、連帯保証人の方も債務整理が必要になってきます。そのような場合、まずその連帯保証人に自分の状況を正直に打ち明けることが大切だと思います。
「どの時点で打ち明けるべきですか? 法的な解決法が決まってからでいいですか?」と、よく質問を受け ますが、具体的なことが決まるとか云々の前にいうべき、と私は答えています。

「迷惑を掛けれない」「保証人だけには」「とても言いにくい・・・」、などのお気持ち はよく理解しているつもりです。解決策によっては連帯保証人に、迷惑が掛からないでいけ ることもあります。でも、それならそれでいいだけの話ですし、あなただけの問題ではない、そうこの制度を まず認識すべきだと思うのです。
迷惑を必要以上に掛けないためにも、今自分のおかれている現状と向き合うしかない!それぐらい肝を据え てしまったほうが、今後上手に解決に進むということにもなります。

また、保証人に打ち明けたとき、反発(怒る)されることも当然考えられます。 あなた と同じように保証人さんも困って、あわてているのです。 「もう一人のあなた」のように 考えてもいいほどではないでしょうか。
ですから、あなたのどうしようもなかった言い分もあるかもしれませんが、心配や迷惑を掛けることに間違 いはないのですから、言い争うようなことはすべきではないと思います。 大変なことなので、そのお気持も わかりますが、今後のことを考えるとそれはマイナスにしかなりません。

どれだけあなたが真剣か? どれだけ再建したいのか? などを伝え、よく話し合ってください。互いにタ ッグを組むように進んでいくことが、何より迷惑を必要以上に掛けないことにつながります。大変なことです がこうすることによって、良い方向に向かうことに間違いありません。

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